馬文化を通して日本を考える

親方日の丸JAL独占欧州就航が航空自由化になり、ANAもエアフランスもパリに週7便(つまり毎日)着くようになって久しい。必然的に航空運賃も、できるだけ席を埋めて飛ばすように値下げ競争に入り、親日ヨーロッパ人が日本へ来やすくなる時代がやってまいりました。日本の風光明媚な風景をヨーロッパの馬乗りのかたがたに馬で満喫していただきたいものです。
ヨーロッパ各国では馬でのエコロジックな観光(フランス語ではトゥーリズム・エケストル)が発達しています。

日本でもかつてはあった。安政の条約以来、欧米人も馬で日本を観光しておりましたが、ある時数人のヨーロッパ人が斬殺されてしまいました。生麦事件というやつです。それ以来日本でヨーロッパ人が自由に馬で観光する、ということはなくなってしまいました。それを21世紀の日本に取り戻そう、と思うのです。

それには日本全国の乗馬クラブを経営する方々がヨーロッパのTourisme équestreの現状を肌で感じていただかねばなりません。
日本での馬に対する概念―馬はサラブレッドでなければ馬にあらず―といった競馬中心の、また競馬あがりの馬ばかりを乗馬に使っているということは考え直す必要があります。フランスには日本の道産子のようなブルターニュのブルトンやノルマンディーのノルマン、ペルシュロンといろいろいます。この多様さには、フランスで流鏑馬をご披露していただいた小笠原先生も驚いておりました。

毎年5月にスペインのヘレスでヨーロッパ最大の馬祭りが、そして毎年12月にはパリで大きな馬のサロンが催されますが、未だ日本からの参加がありません。日本全国からの皆様の乗馬クラブが御協力いただければ日本ブースを設け、ヨーロッパのライダーを多く日本へ誘致できるような体制を整えていけると考えております。

また、絵馬、馬頭観音、流鏑馬等の日本の馬文化を紹介されたい方がいらっしゃいましたら、コーディネートも致します。